(サイズ BIG SHURIKEN3 Rev.B SCBSK-3100編)
パソコンの動作音が気になる
1年前にパソコンを買い替えました。買い替えた当初から動作音が気になっていたのですが、そのうち慣れるかなと思ってました。
あれから1年経ちましたが、やっぱり気になります。
爆音がするわけではないのですが、気になりだすと気になります(当たり前)。
何とかならないかなと思い、対策することにしました。
うるさい子はだーれ?
ズバリ冷却ファンです。パソコンの中にはCPUクーラーのファン、グラフィックボードのファン、電源のファン、そしてケースのファンがあります。
これらのどれか一つ、あるいは複数が動作音が大きいのでしょう。
順番に停止させて確認します。
- CPUクーラー・・停止できますが怖いのでパス
- グラフィックボード・・ボードを外せば停止できますが面倒なのでパス
- 電源・・ファンだけ止めることができないのでパス
- ケース・・ファンの電源ケーブルを抜けばOK
あんまり停止できないな。ケースのファンだけ止めてみました。結果、静かになりません。ケースのファンは静かなようです。
容疑者が3つ残ってますが、CPUクーラーの気がするんですよ。CPU使用率が100%の時は結構大きな音がするので。それに交換しやすそうだし。ということでCPUクーラーを交換することにしました。
CPUクーラーの基礎知識(ちょっとだけ)
CPUクーラー交換のために勉強したことをちょっとだけ書いておきます。詳しい情報は各自ググってください。
今使っているクーラーはCPU買ったときに付いてきたものです。「リテールクーラー」と呼ぶようです。
CPUクーラーのタイプというか方式というか、分類は大雑把に3種類あるようです。
- トップフロー
これはCPUの上に放熱用の金属があり、その上にファンが付いているタイプ。リテールクーラーもトップフローです。ファンが大きいとCPUの周りのパーツも冷やせるようです。
後述のサイドフローに比べると高さを抑えられるようですが、冷却能力は劣るようです。
- サイドフロー
CPUの上に放熱用の金属があり、CPUから見た時に金属の側面にファンが付いてます。
ケース内の空気の流れが良いようで、冷却能力はトップフローより高いらしい。CPUのご近所さんのパーツは冷やせないようです。あと、結構高さがあるようです。
- 水冷式
水で冷やすんですね。ちょっと怖い。
サイズ BIG SHURIKEN3 Rev.B SCBSK-3100をチョイス
https://www.scythe.co.jp/product/cpu-cooler/air-cooling/low-profile/scbsk-3100/
株式会社サイズさんの製品です。社名の英語表記はSCYTHEです。
決め手は比較的かさ張らないことと、お値段があまり高くないことです(5,600円で購入。2022/11)。
1万円以上する製品もありますが、正直そこまでお金かけたくない。
ガンガン冷やしたいのではなく、普段の動作音を静かにしたいだけなので。
お披露目
大きさが分かるように定規と一緒に何枚か撮りました。ピンボケですが。
製品の写真はメーカーのサイトに多数載ってるので、あちらを見てね。
トップフローのクーラーはサイドフローと比べると広い面積が必要だそうです。なので、CPUの近くのパーツに干渉しやすいのだとか。
せっかく買ったのに取り付けられなかったらと不安になります。
しかし、BIG SHURIKEN3の裏側を見ると、CPU取り付け場所が端にあることが分かります。つまり取り付け方向を変えることで、干渉を避けられる可能性があります。
なるほど、よくできてるなと思いました。
取り付け
BIG SHURIKEN3のマニュアルはこちらから。
https://www.scythe.co.jp/product/cpu-cooler/air-cooling/low-profile/scbsk-3100/
1枚紙(PDF)で製品の取り付け方しか書いてないので、全体の手順をざっとご紹介。
- パソコンを開ける
- マザーボードを外す
- リテールクーラーを外す
- CPUをきれいにする
- BIG SHURIKEN3を取り付ける
- マザーボードを取り付ける
- パソコンを閉める
いうまでもないことですが、作業は自己責任ですよ。
パソコンによってはマザーボードが電源などと干渉して取り外すのが大変かもしれません。って私のことですが。
リテールクーラーの外し方は「CPUクーラー取り外し」などで検索してください。
リテールクーラーを外すとCPUが現れます。
グリスがべったりついているので、拭き取ります。アルコールで拭き取ると良いようなことがどこかに書いてあったので、そうしました。
BIG SHURIKEN3の取り付けはマニュアルに沿って作業しました。手順に問題はないですが、ちょっとだけはまりポイントが。
一応手順を書いておきます。
- マザーボードの裏にパックプレートを取り付ける
- マザーボードの表にマウンティングプレートを取り付ける
- 本体を取り付ける
ここで重要な点は取り付ける「向き」を決めることです。
取り付けの前にBIG SHURIKEN3の本体をCPUの上に置いてみて、CPUの周りのパーツに干渉しないか、どの向きが一番良いのか確認してください。
そしてこの確認はマウンティングプレートの取り付け前に行いましょう。
なぜなら、マウンティングプレートの取り付け方向が本体の取り付け方向に影響するからです。言葉で丁寧に説明すると長くなるのでやめときます。クーラー本体の取り付ける向きは、2本並んだマウンティングプレートに対して上下方向しか選択できません。
向きが決まったら、マウンティングプレートを取り付けましょう。
その後クーラー本体の取り付けです。付属のグリスを使いましたが、開け方でちょっと迷ったので写真撮っておきました。
そうそう、電源ケーブルの接続を忘れずに。
マザーボードを取り付けて、ケースを閉じて、完成です。
CPUクーラーの交換でどれくらい静かになるのか?
全然静かになりませんでした(泣)
どうやらCPUクーラーは十分静かだったようです。BIOSでファンの回転数を確認すると、1,000以上だったのが400以下まで下がってます。なのでCPUクーラー自体の動作音は静かになったのだと思います。ただ効果が分からないだけ。
ということで、BIG SHURIKEN3の実力は確認できずという結果になりました。残念。
真犯人は?
残る容疑者は電源とグラフィックボードの二者です。映像出力はCPU内蔵グラフィックチップなので、普段のグラフィックボード使用率は0%です(AI学習用に買ったので)。
ケースファンが消え、CPUクーラーが消え、グラフィックボードが消えた今、残った電源ファンが真犯人でした。
そういえば一年前に電源を交換したとき、ちょっと音が大きいなあと思ったのを思い出したよ。。
まとめ
今回は箇条書きで。
- 推測ですが、多分動作音の発生源は電源ファン
- CPUクーラーはリテールクーラーでも(電源ファンよりは)静かだった(※)
- サイズ BIG SHURIKEN3 Rev.B SCBSK-3100の実力は確認できず
静音タイプの電源もあるようですが、次はケースを静音タイプのものに交換しようと思います。
※CPUの種類と使い方で大きく変わると思います。